top of page

Film7.「イコライザー」

  • 執筆者の写真: セトダイスケ
    セトダイスケ
  • 2018年4月12日
  • 読了時間: 5分

更新日:2018年4月15日


原題 The Equalizer

製作年 2014年

製作国 アメリカ

配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

上映時間 132分

映倫区分 PG12



監督

アントワン・フークア


キャスト

デンゼル・ワシントン

マートン・ソーカス

クロエ・グレース

デビッド・ハーバー

ビル・プルマン



<あらすじ>

マッコールは近所のホームセンターで働く気の優しいおじさん。同僚のダイエットを手伝い、パートのおばさんの相談にものる頼れる男だ。不眠症のマッコールは夜な夜なダイナーで読書をするのが日課になっていた。そこで、ムチムチ感が素敵な娼婦、テリーと出会う。彼女を雇うギャングの非道さを知り、彼女を解放するようギャングに直談判しに行ったマッコールだったが、ギャングは当然拒否。交渉決裂。どうやら納得できなかったマッコールはその場にいたギャングを皆殺し!なんと、マッコールは元CIAのすご腕エージェントだったのだ!しかも、その皆殺ししたギャングは世界を牛耳るロシアンマフィアの配下であったからさぁ大変!ロシアンマフィアとマッコールの全面戦争が今始まる。





<感想>

ある程度歳を取りますと様々な、人、年齢の人と出会い話す機会があります。

そこには意外な経歴の持ち主と出会う事もあるもんでして、元芸人、元大手企業勤務、元アイドル、元ヤ○ザなど、そこには諦めた夢や諦められなかった夢、決意や覚悟が垣間見れ、その人から話を聞いててると人生の勉強にもなります。


「今はラーメン作ってますけど、昔はサラリーマンしてましてね。脱サラってやつですよ」


なんて言われると1.25倍美味しく感じてしまうのはナゼなのでしょう・・・”覚悟”という名のスパイスがラーメンに効いているのかもしれません。また、大阪の西成で働いていた時なんかはくたびれたおじさんが


「オレは秋元康と友達や!」


「仮面ライダーを演じてたん俺や!」


「アメリカの大統領と握手した事兄ちゃんはないやろ!?」


とホッピー片手に、ホルモンを食ってる姿をよく目にしてたものです。

ナゼか写真など証拠を見せてくれないのもこういった人の特徴でもありました・・・。




近年、ハリウッドでもとある経歴を持った主人公の作品がトレンドになってます。


悪人にちょっかいを出された、怒った主人公は実は元特殊部隊とかで、組織と全面戦争を起し、結果、壊滅に追い込む、


通称、

「舐めてた相手が実は殺人鬼でしたムービー」

byギンティー小林(映画ライター)


そんな通称あるんかい!?とお思いでしょうが実はコツコツと浸透してきていますw。


この手の映画は、設定上、主人公が最初から最強のチート仕様であるがために、バッサバッサと敵をなぎ倒す無双は実に爽快である反面、成長がなくドラマが弱いという弱点もあります。そのため、ジャンル映画と呼ばれ、少し前だといわゆるB級映画に多い設定だったんですね。その最果ては


「元特殊部隊のコック」でお馴染み

スティーブンセガール


な訳ですがw


近年、このジャンルから数多くの名作が飛び出しておりまして


人身売買の組織が誘拐した女性の父は実は元CIAだった。

2008年公開のリーアムニーソン主演「96時間」


強盗が押し入って殺した犬の飼い主は、実は元凄腕殺し屋だった。

キアヌリーブス主演「ジョン・ウィック」ガンアクションここ数年で最高です


盲目老人の家に強盗に入ったら、そのジジイ実は元特殊部隊だった。

「ドントブリーズ」。強盗側を主人公にする事で緊張感あるクライムスリラーに


うちの父さん最近何者かに命狙われてると思ったら、実は元ロシアンマフィアだった。

少し前ですが、クローネンバーグ監督の「ヒストリーオブバイオレンス」も名作です。



前置きが長くなってしまいました・・・・;;

そして、今作。アントワンフークア監督、デンゼルワシントン主演


イコライザー


また、舐めてた相手が・・・作品の傑作のひとつです。

どうしても、話の内容は見る前から容易に想像できてしまうため、名作が続いたこのジャンルで今更どうなんどろうと思ってたんですが・・・・舐めてましたねイコライザー。舐めてた相手が最強過ぎたのはこの映画の事でしたw。


なんたってね、笑ってまうぐらい強すぎるw。

ジョン・ウィックとは違いテイストが真面目ぶってるため、しっとりした序盤を終えスイッチの入ったマッコールのヤヴァさにはテンションがアガらずにはいられません。行き過ぎて・・・ちょっともう途中からこの人怖いんですけど状態。


序盤、主人公のマッコールはギャングのオフィスに行きまして、出会った娼婦を解放してもらうように交渉する。しかし、断られ「分かった」と出口に向かうんですが、ナゼか扉をバタバタし出して、ギャング達もこいつ頭やべーぞ、とw。そしたら、スローになってマッコールはその場の状況の全てを把握、ギャングの刺青、敵の位置、手にしてる武器、置いてる道具。そしたら「うーん16秒だな」と呟きギャング数人を豪鬼の真・瞬獄殺がごとく惨殺。時計を見て「20秒か〜」と残念そう。なんなん、その時間への謎の執着w!


石油の取引で儲けてるという情報を聞きつければ、次のシーンでは港に停泊するタンカーが。なんかすんのかなーと思ったら、タンカー大爆発!そして、それをバックに颯爽と歩くマッコール!!出来る男は仕事が早いぜ。


そんな感じでとにかく強い。

脅し、拷問を散々した挙句「正義を貫け!」いやいや怖い怖い、悪党には容赦ないのである。とてもデラックスな絵であるとともに、後半になるにつれジャンル映画としてのケレン味もたっぷり。これ以上、マッコールが強いかってのは知ってしまうと面白さ半減しますのでこのへんで。


他にもこの映画私個人的ではありますが、好きなポイントがたくさん。

まずはクロエモレッツ。年々ムチムチ感が増してるのが嬉しいのか悲しいのか・・・しかし、ちょっと病んでる娼婦のクロエちゃんもなかなかセクシーでいいです。また、ノーマルVerのクロエちゃんも見れて一石二鳥、クロエファン必見です。そして、2人が出会うダイナー、これがまた前面ガラス張りで印象が深い。こう言う映画を見るたびにダイナーに憧れてしいます。いい映画にダイナーあり。


ジョン・ウィックはそれで最高に面白かったんですが、イコライザーもまた違う方向に面白い。続編ないかな〜



舐めてた相手が・・・ムービーで言うと、日本では公開未定だが海外で公開されているジャッキー主演「ザ・フォーリナー」がついにジャッキーがブチ切れると言う事で(オレの中で)話題になっておりますw。こちらも楽しみ



 
 
 

Comments


E   I   G    A

Bring it on!!

鑑賞したちょっと変な映画を紹介していきたいと思います。

Copyright © 2016 Daisuke Seto All Rights Reserved.

  • Facebookの - ホワイト丸
  • ツイッター - ホワイト丸
  • Instagramの - ホワイト丸
bottom of page